全国的にもほとんど梅雨入りをしたようですが、
蓼科はここ数日晴れております。
前月はまだ桜が咲いていた中庭からの景色は、
すっかり新緑から深緑へ。
初夏の香りがしますね。
さて、本日は当館に
「茅野市立長峰中学校の美術部」の
生徒さん20名が来館してくださりました。
当館にお越しいただく団体のお客さまは、ツアーや○○友の会
などのお客さまがほとんどですので、中学生の皆さんにお越し
いただくのはなかなか珍しいことです。
大変嬉しいですね。
鑑賞風景をチラリと拝見。
「タンポポかな?」
「菜の花じゃない?」
▲展示室A(日本画作品展示)
長峰中学校美術部は部員数も多く、人気の様子。
皆さん熱心に鑑賞中。
作品を近くで見たときと、離れて見たときの
色の違いに気づいた生徒さんたち。
引率の和田先生(美術部顧問)に報告しているようです。
そういう気づきがとっても大切ですね。
和田知恵先生は、なんと現在本学通信教育部
陶芸コースの学生さんとのこと。
嬉しいご縁です。
長峰中学校には陶芸窯があるようで、
陶芸の授業もできてしまうんですって。
学校に陶芸窯があることは茅野市では
珍しいことではないようです。
陶芸の授業が受けられるなんて素敵ですね。
うらやましい…。
私も一緒にやりたいです。
陶芸。
話がそれましたが、当館の展示室は
A(日本画)とB(洋画)の2つがあり、
展示室内の作品は全てアクリルガラスを
はずしているので色合いや質感がより見易く
なっています。
中学生の皆さんにはあまり馴染みのない日本画は、
岩絵具のザラザラとした質感やキラキラ光る粒子を
間近で感じていただけたのではないかなと思います。
少し遅い春を満喫していただけましたでしょうか。
明日で春季展も終了し、来週からは夏季展
「生命の美−描かれた自然の恵み」を開催します。
夏らしい作品もお目見えしますので、
展示室内の雰囲気もまたガラリと変わりますよ。
これを機会に、またぜひ足を運んでくださいね。